黄金比は美しい!ってみんな言うけれど、実際はどうなの?

 

あなたがデザイナーであるとしても、そうでなくても必ず聞いたことがあるであろう黄金比」(Golden ratio)。

 

私が学生の頃に、設計課題である設計において黄金比を使いまくったことがありました。四方のどの向きから見ても壁や窓の関係性が全て黄金比になるように。(めちゃめちゃダサい仕上がりになったことは言うまでもない。)皆さんもそんな経験があるんじゃないでしょうか?笑

 

巷に溢れる、「これは黄金比だ!!」と言われる写真やカタチの構図などは、「黄金比から導かれて作られたもの」ではないと言うことを頭に入れておくべきですね。

 

「美しく綺麗に整ったものを作った結果、黄金比になった」という方が正しいかと思います。しかし、そう考えると人間が美しいと思うものの本質は、古来より普遍的であるんだなと思いますね。

 

そうはいっても、黄金比と言われるものを見て美しいと思わないものもいくつかありますよね。

 

黄金比(Golden Ratio)

 

1 :   (1+√5)/2     (≒ 1: 1.618)

 

黄金比-01.png

 

 

上の図を見て、美しいと感じましたか??

 

 

実は、上の図は数十秒で描いたパチモンの黄金比です。美しいと感じてしまいましたか??

 

正しくはこちら。

 

黄金比正-01

 

美しいと感じてしまいましたか??

美しさの概念は、意外とあやふやですよね。

 

 

こちらも、正しくはありません。笑

 

 

正しくはGoogleぐぐってみてください。笑
正しく作るのは少し手間がかかるんで。笑

 

 

 

人が美しいと思うものとはどんな定義があるのでしょう。

美しいものとは何か。という記事も書こうとは思っていますので、それまで少々お待ちください。

 

 

身の回りのものも書いておくことに。

 

私たちの身の回りの黄金

 

・トランプ

・名刺

・五芒星(あの星マーク)

・オームガイの螺旋

・パルテノン

・凱旋門

・モナリザ

・タバコの箱

・いろんなロゴ

・ピラミッド

・サグラダ・ファミリア

・神奈川沖浪裏

・美しい女性の顔面。笑

 

 

人々のいう美しさに普遍的なものは存在するのでしょうか。

色ひとつとって見ても、好き嫌いはハッキリと現れるものです。それに、とても人気のあるデザイナーがデザインしたものであり世間では人気が高くとも、嫌いな人は嫌いというでしょう。

その人が育った環境によって、感受性は大きく左右されるものですが一体どうなのでしょう。これを追求することはとても興味深く面白いに違いありません。

 

ちなみにですが、Googleで「美しいものとは」で検索すると、

約 297,000,000 件も出てきてしまいました。日本の人口のダブルスコアよりも多いです。これらの中に有益な情報は一体どれくらいあるのか。笑

 

 

デザイナーとして考えていくべきことかもしれませんね。哲学の分野にもなるのかな。

 

 

P.S.

現在はキッチンカーのラッピングデザインの依頼を受けて製作中です。

 

 

R design について知る。

 

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