広告には欠かせない認知心理学とは?〜マーケティングとデザイン〜

 

 

以前は、デザイン・マーケティング・マーケティングデザインのお話をそれぞれしましたが今回はこれらに自然と使われているテクニックの元である認知心理学についての説明をしていきます。

 

 

 

 

はじめに。

 

あなたはもしかすると企業の経営者であったり、広報・営業の担当であったりした場合、企業を知ってもらうための広告はとても興味深く注意して取り組む必要があると思います。広告の中には、私たちが知らない間に、多くの認知心理学を使ったテクニックが使われています。

 

 

今後もそんなテクニックをご紹介するつもりですが、まずは認知心理学とは何なのかを理解することで「なるほど、認知心理学をうまく利用すれば効果的な広告が生まれるわけだ!」と納得できるようになって頂きたいと思います。

 

 

 

認知心理学の基本的情報

 

認知心理学 (cognitive psychology)

知覚・記憶・思考・言語処理・問題解決などの人間の認知活動について研究する心理学のひとつです。心理学と言ってはいますが、科学的な領域でもある心理学の分野で、教育心理学や社会心理学、人格心理学、発達心理学など様々な分野に派生した研究が多くあります。

 

人間の心理の解明とは少し異なっていて、人間を一つの情報処理システムとしてみなし、人間の認識がどのように処理され、どのように生み出されるかのメカニズムを解明しようというような学問と言えます。

 

 

 

人間を一つの情報処理システムとするってどうゆうこと?

 

先ほど「人間を一つの情報処理システム」とすると述べましたが、それがどうゆうことなのかを説明します。情報処理システムといえば思い浮かぶものはコンピューターです。それと同様に考えていただければ簡単です。情報のインプット・情報処理・アウトプット、要するに入力・情報処理・出力です。人間も、ある情報を目や耳から取り入れて(入力して)、自分の記憶の中(脳)にあるものと結びつけて(情報処理して)います。当然ながら、記憶にないものや全く知らないものは注意深くしていなければ入力されても情報処理されないということになります。

 

 

人間の情報処理の脆弱性

 

余談ですが、自己啓発本によく「意識し続ける」ことの重要性が解かれますが、それは人間の情報処理の特徴を使ったものです。例えば、車が欲しくなりたくさん悩んだ結果欲しい車種が決まったとします。そうすると、不思議なことにその欲しい車種を街中でよく見かけるようになります。これは、意識し続けた結果その情報が処理されやすくなったため、以前よりも多く”気づくようになった”だけの話です。

 

それほど人間は意識的にも情報を操作できますが、簡単に情報を操作されやすくもあるのです。

 

 

認知心理学を用いた現象や効果の例

 

先月書いた記事の中に、ゲシュタルト心理学などの効果など人間の面白い認知を発見できるものがあるので、一部ですが是非ついでに見ていってください。

 

図と地の関係

ツァイガルニク効果

ホラー・ヴァキュイ効果

 

R designへ飛ぶ。

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