デザイン広告マーケティングのコツ〜オッカムの剃刀〜

 

はじめに

タイトルのオッカムの「剃刀」ですが、一応書いておきますが読み方は「カミソリ」です。

 

 

今回の記事も、あなたがデザイナーでないとしても最後まで興味を持ってみて頂けるように綴っていくので、最後までお楽しみください。マーケティングにおいても、「オッカムの剃刀」を有効に使えるかどうかが宣伝や広告作成の際のキモになります。

 

オッカムの剃刀-01

 

これから説明する「オッカムの剃刀」の名前を聞いたことがなかったとしても、あなたは今までの経験上でこの効果を無意識のうちに理解できているかもしれません。というのも、これまで何度も言ってきましたが、人間は根本的に同じモノが存在しています。同じモノとは、人間の特性であり、先祖代々受け継いできた行動原理などのことです。しかし、今回は上記のような心理学的に明かされた効果ではありません。「オッカムの剃刀」はもともと哲学で語られてきたものです。

 

 

「哲学」と聞くとなんだか固っ苦しそうしそうだな、と感じる人がいると思いますが意外と面白いです。古代ギリシアにおいては「哲学=学問」という至極単純なものだったわけですが、現在では「哲学=変わってる人多い」的な風潮が出て興味すら持たない人がいるのは少し残念な気もします。昔はよく思想家などとも呼ばれていました。誰もが聞いたことがあるであろう「ソクラテス」や「アリストテレス」が最も古く有名かと思います。何か自分の専門分野を持っていながらも哲学も成果を残すというのが昔の風潮であり、ごく自然のことだったのかなと思います。

 

 

前置きが長くなりました。

 

 

 

オッカムの剃刀

 

まず、オッカム(Occam)という人物は14世紀のフランシスコ会修道士であり哲学者でした。オッカム村にいたウィリアムというのが彼の呼び名?らしいです。なので、名前はウィリアムですね、ややこしいです。「オッカムのウィリアム」と伝えられています。

 

「オッカムの剃刀」とは、問題解決の原則と呼ばれ、最も単純な解決策が正しいという考え方です。無駄な仮説や複雑な説明は削ぎ落とそうということで、「剃刀」という表現がなされていたのではないかという説です。なんでも、当時から数世紀の間は「オッカムの剃刀」なんて全く有名ではなかったらしいので詳しく言い伝えられていないみたいなのです。

 

そして、この「オッカムの剃刀」はデザインにも当てはまるよね、と解釈され始めたのが現代です。

 

そう、無駄なものは削ぎ落とそうと。

 

これは、以前の記事にも通じることがあります。

 

KISSの法則」 です。 ←知らない人は是非見てください。

 

ここまで書いてきてあれですが、「オッカムの剃刀」と「KISSの法則」は同じようなことです。笑

 

めちゃくちゃ噛み砕いて説明すると、

 

KISSの法則」

改良に打ち込み続けていればシンプルになってくよ。

 

「オッカムの剃刀」

回りくどいのはやめてシンプルにしようよ。

 

という感じです。

 

 

オッカムの剃刀のまとめ

 

デザインにおいては、削ぎ落としても不都合にならない要素は削ぎ落とす

 

デザインだけでなく、仕事や悩みも同じように考えると、様々な多くの事象があったとしてもその結果に関わらないものは冷静に一旦置いといて考えてみようよ。

 

以上です。

 

 

 

R design を覗く。

アールデザイン代表。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です