【フォントなどの工夫で売り上げが上がる】〜飲食店メニューなど〜

 

 

はじめに

ここ数年で、居酒屋に行くと「手書きの筆ペンで書かれたメニュー」を見る機会が増えたと思いませんか?

あれ、実は無意識のうちに「手作り感」が伝わってくることで料理に対しての親近感が湧き起こされ、手間がかかっているのかなと思わせる効果があるんです。

加えて、その文字の書き方によっても効果が様々に現れるというのです。つまり、フォントによっても効果が様々というんです。

そして、商品やサービスのネーミングに関しても多くの研究や実験がなされており、人間が覚えやすいと感じるものや親近感がわく言葉や数字があるのです。

これはマーケティングでもよく用いられる深層心理のお話にも繋がってきます。

 

 

フォントが与える影響とは

一般的な印象操作

とても簡単なことからお話しすると、皆さんがこれまでに体験したことから無意識に印象を操作されています。

例えば、下の画像にあるような「金目鯛の姿煮」というメニューがあるようなお店は飲食店の中では「高級店」と言えます。(地方の海岸沿いの老舗海鮮店を除く。笑)

そのようないわゆる高級店のメニューのフォントは教科書体のような美しい「とめ・はね・はらい」がしっかりとした書体が使われています。

私たちの経験上で「高級そうだ」と思わせているに過ぎませんが、思わせる力があるのです。ペットボトルのお茶一つとっても、たかだか1本100〜150円のお茶にも「とめ・はね・はらい」がしっかりとした書体が使われていることが多いです。

 

わざと読みにくい字体にする

 

広告の手法では、感情の操作がとても重要になってきます。

上の例のような典型的な手法ではなく、「わざと読みにくい字形」にするという手法があります。

これはパソコンでの作業は辛いので、私は手書きによる作業によって作ります。

 

わざと読みにくい字形にすることで人間は「困難さ」をイメージします。「困難さ」それは、「手の込んだもの」と捉えられるというのです。

これは実際に実験によって得られた結果なので、マーケティングに取り入れるべき手法です。

「手の込んだ製品」「手の込んだ料理」「手の込んだサービス」と思われることによって、実際の体験も普通の書体に比べて向上して感じるというのです。

 

具体的な例は出しません。笑

 

 

 

数字をネーミングに入れる

ナンバリング効果

ナンバリングを製品や商品の名前に組み込むことによって、消費者の好感度が上がるという実験結果が発表されたのです。発表されたのですと言っても結構前のお話でした。

 

わかりやすい例を挙げると、

 

新商品「健康青汁」!!!!!

よりも、

新商品「健康青汁24!!!!!!

 

の方が好感度が上がるというものです。これは、「脳のスムーズな自動処理を促進させる」働きによるものだと言われています。

 

そして、余談にはなるんですが、人間は偶数を受け入れやすいという特徴を持っており、ナンバリングを組み込む時は偶数を意識することがオススメです。

また、いくつかの数字を使う時は等差や掛け算などスムーズに覚えやすいものが良いです。

「0・4・8」や「2・4・8」「2・3・6」など、スムーズに入りやすいセットにするということです。

 

 

終わりに

 

皆様の今後の広報や広告にも活用してみてください。

 

 

R design のためになる記事をもう少し見ておく。

 

R designとは。