赤色が生み出す効果とは
はじめに
赤い色と言って、イメージするものは何でしょうか?
りんご、トマト、いちご、マツダレッド、赤字、暴落、情熱など様々だと思います。
以前にも色の持つ様々な効果についてはお話ししましたが、今回は「赤色」に特化して綴っていこうと思います。
ちなみに、様々な色の持つ基本的な効果はこちらです。
赤い色の様々な効果
感情への影響
赤い色は情熱的で魅力的に見えることは、皆さんも経験上で理解できているはず。
また、赤色を身につけたボクサーと青色を身につけたボクサーの戦いの話も有名で、聞いたことがあるかもしれないですが、・・・赤色を身につけたボクサーは攻撃性、優位性、テストステロンレベルの上昇が見られ、より支配的に自らを感じることができパフォーマンスにも影響を与えるというものです。
しかし、赤色のボクサーを見ている人(青色のボクサー)も、相手を支配的に感じると同時に、より自分を情熱的に心拍数を高めるような効果があると思うのですが、そこではあまりこの話はされません。
また、審判の感情へも無意識に影響しているという研究結果も存在しました。というのも、赤色の選手には審判からのペナルティが少なかったという旨の研究結果でした。たしか、テコンドーの試合による研究だったはずです。審判が無意識のうちに、赤色を積極的で支配的であると感じ取っていたためと考えられますね。
人体への影響
赤色が自律神経系交感神経を刺激するということは、先ほどお話しした「攻撃性、優位性、テストステロンレベルの上昇」と同じようなことです。
それと同様に、血圧・脈拍・呼吸を上昇させる効果もあります。
私自身の個人的な見解なのですが、おそらくこれらのことは「人間の血が赤いから」ということと関係していると思うのです。
もし人間の血がアニメや映画の宇宙人のように緑色であったなら、ここまで心理的・科学的な影響は出なかったと思います。(あくまで個人的見解です)
マーケティングへの影響
そもそも赤色とは、かなり強力な力を持っている色です。人間が本能的に目をつけてしまう色です。街を歩き回ると、「セール中!!」や「開店記念売り出し中!!」や「閉店セール!!」など大仰な宣伝文句の赤い広告がどこかしら必ず目につくと思います。
しかし、これらは大量生産されていることもあり今では赤色が当たり前になっていますが、人間の本能的な知覚を利用したものです。
また、食欲を増長させる効果もある赤色は飲食店内装の色に使われることも多々あります。
さらには、時間を長く感じさせる効果もあるため回転率アップを求める飲食店にとっては一石二鳥のスペシャルカラーなのです。
ちなみにオレンジ色でも同じような効果は得られます。
あるマーケティング調査によれば、赤色を上手に取り入れることで売り上げを上げることができたという興味深い結果もありました。
(赤色をうまく取り入れる方法を知りたいんだよ・・・という人は調べて見てください)
私達、R designの由来はまさしく「Red」から来ています。詳しくはこちら。