名刺交換〜名刺の正しい渡し方〜
名刺を渡すことは、初対面の相手に対して最も重要な所作です。たかが名刺交換、されど名刺交換です。
第一印象でその人の印象のほとんどが決まるという話は、よく聞くと思います。事実、第一印象は数秒で決まります。メラビアンの法則というものがあります。初対面の人に対して、情報を取り入れる要素は、「視覚」「聴覚」「言語」であり「視覚」が50%以上も重要な役割を果たします。
自分の情報を与える前に、失礼な所作で相手に悪い印象を与えることは良くありません。
名刺の正しい渡し方と一言で言っても、基本的なことをいくつか抑えるだけです。
大前提。
名刺交換前の大前提として、用意しておきたいことと注意しておきたい事があります。
こちらです。
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名刺入れを持つ (みすぼらしくないもの)
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汚れた名刺は使わない
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名刺を常に補充する
また、名刺交換はいつどのタイミングで訪れるかわからないので、カバンの中から一生懸命探すなどのことがないように、いつでも取り出せる決まったポケットに入れておくといいと思います。逆に、あまり急な出会いのない企業の会長さんや投資家さんなどは名刺を持ち合わせていないことも多いですが、その辺は気になさらずに。笑
名刺の正しい渡し方と受けかた
- 名刺を渡すのは先か後か。
- 名刺を渡す。
- 名刺を受け取る。
- 名刺後の会話。
1.名刺を渡す際は、自ら進んで渡す癖をつけておくと良いです。
社会的なルールとして、地位の低い者や訪問者側が先に名刺を渡す習慣があるようです。僕自身はそのようなルールを気にしたくないので、相手が誰であろうと「名刺交換の流れだな」と思ったら即座に先に名刺を渡すよう心がけてはいます。
仮に、立場が上の方が先に名刺を出した際は、「申し遅れましたが・・・」などの好例文句を添えて渡すと良いかと思います。
2.名刺の渡し方。
名刺を相手に渡す際は相手が受け取ろうとする手と自分の胸の間で、名刺の名前を自分の手で隠さないように気をつけて「〇〇の××です。」と簡潔に伝えたいことを述べます。相手の準備している名刺を貰った後に付け加えたいことは話しましょう。もちろん渡す際は、両手で渡します。
3.名刺の受け取り方。
名刺を受け取る際は、もちろん両手で受け取ります。お互いが同時に名刺交換した際は、自分の右手で名刺を差し出し、相手の名刺を左手で受け取ったらすぐに両手で持ちます。
4.名刺後の会話
相手の名刺を確認した後に、名前や業種で気になったことは聞くことをお勧めします。難しい名前の漢字の人でもフリガナをわざと書いていない場合もあります。わざとと言っても、名刺交換の際にわずかながらも話題にできるからです。名刺後の会話が大きな第一印象を左右するので、相手に質問させ食いつかせるための自分の決まり文句を決めておくことも有効かと思います。
第一印象はとても重要であることを冒頭でお伝えしました。なお、視覚で得る情報が最も重要であると。視覚から入る情報は、身だしなみや細かな所作、そして名刺そのものです。あなたがどこで他と差をつけ、より強い印象を相手に残すのか。
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