主要な暗号通貨を知って検討しよう
はじめに
「仮想通貨」として日本に名を知らしめたcrypto currency。サトシ・ナカモト氏という謎の人物または集団が2008年に論文を投稿したことをきっかけにビットコインが誕生しました。(このように簡単に端折って紹介されがちですが、もっと深い歴史があります。ここでも端折りますが。笑)
ビットコインは2100万枚という発行上限が定められており2033年までにその99%が発行される予定です。 (しかし、実際のところ、流通するビットコインはもっと少ないと思います。というのは、2017年以前にビットコインを手にした人々の中でビットコインを保管していたウォレット等のパスワードを無くした人々が存在し、それらの人々は現在よりも破格の安さで購入しているので保持量が少なくないからという視点での意見です。)
現在の暗号通貨(暗号資産)の市場規模は、CoinMarketCapによると$186,516,505,437となっています。(2019/05/09現在)
暗号通貨(暗号資産)が2017年末に比べて衰退したと誰もが感じていますが、暗号通貨の市場規模は一応20兆円を超えています。(2019年5月現在。) しかし、金(ゴールド)の市場規模はおおよそ880兆円(2017年末の暗号資産が最も盛り上がっていた頃。) さらに、世界全体の株式市場規模はおおよそ9000兆円です。(2018年4月。)
これらの市場規模は日々変化するということは忘れないでください。そして、比較の日時がバラバラであることにも触れないでください。(キリの良い数字の日時だったので笑)
そうです。暗号通貨(暗号資産)の市場規模はまだまだミジンコ程度だということを忘れないでくだい。すみません、ミジンコは言い過ぎました。
そしてこの記事、書き始めて4日経つのですがこれを書いている間にビットコインが80万を突破してしまいました。そして80万を切りました。
今後に注目です。
〈追記2019/5/16〉
この記事を書き始めて1週間が経ちますが,BTCが90万も突破しました。今後どうなるか。それにしても、かなり良い時期に仮想通貨(暗号通貨)についての記事を書こうと思ったなあと、自分でも感心します。笑
暗号通貨(暗号資産)市場のTOP10
本題に入ります。2019年5月9日現在において、暗号通貨(暗号資産)市場のTOP10はこちら。
- Bitcoin
- Ethereum
- XRP
- Bitcoin Cash
- Litecoin
- EOS
- Binance Coin
- Tether
- Stellar
- Cardano
TOP10の主観&紹介
まず、今回ご紹介するTOP10についての詳しい仕組みや技術的な話は他のサイトで各々詳細に説明されているのでそちらをググってください。
どんな通貨なのかなあと思い出してもらったり、調べるきっかけになったりすれば良いなという思いからこの記事を書いたのでご了承ください。
- Bitcoin
発行総量: 2100万枚
流通量: 1770万枚
世界で最も有名で最も流通している暗号資産。マイニングで発掘される。決算手段として作られたが、市場価格が200万に到達した2017年末ごろは送金手数料の高騰化など問題が生じた。現在でも投機目的で買われている感は否めない。また、大口の資金は特定の投資家によって流入し、市場操作されている感は否めない気がしないでもない。
- Ethereum
発行総量: いまのところナシ
流通量: 1億600万枚
ビットコインと違い、イーサリアムは「分散型アプリケーション」(Decentralized Applications、略称DApps ※)のプラットフォームのために開発された。このプラットフォームを実現させたのが「スマートコントラクト」技術です。※DAppsとは、ブロックチェーン技術に基づいて暗号トークンを利用し、ユーザー合意のもとで改善可能なオープンソース・アプリケーションのことです。
スマートコントラクトという技術が実現したからこそ、これまでの暗号通貨の盛り上がりができたといっても過言ではないと思います。そうです、ERC20の存在です。今でこそ、他の暗号通貨をプラットフォームとする有名なアルトコインが出てきましたが、ERC20は今でも上位を占めています。
それにしても、発行上限数は設定されるんですかねぇ。
- XRP
発行総量: 1000億枚
流通量: 420億枚
ビットコインが決算手段を主要目的として作られたと世間が知っているのと同様で、XRPは送金手段を目的に作られたということは暗号通貨を知りたての人でも、知っている方がかなり多いのではないでしょうか。というのも、私の印象にはなるのですが、ビットコインは持ってないけどXRPは持ってるぜという人が2017年に結構いたからです。何故かはわかりませんが・・・。笑
また、リップルは総発行枚数が1000億枚と結構多めに感じます。これはすでに全て発行済みとのこと。
そして、「リップル社の動向」というのは、最もリップラーが気にする材料です。銀行の送金で使われる云々カンヌン、という類です。今後のリップル社の動向にも注目です。
- Bitcoin Cash
発行総量: 2100万枚
流通量: 1780万枚
BCHといえば「ロジャーバー」でしょ、と言われるほど、「ロジャーバー」です。笑ビットコインの神様などと巷では言われています。彼の経営する企業は給料もBCHでの支払いです。(今もそうかは分かりませんが・・・)
ビットコインキャッシュに関しては、界隈でかなり意見が別れています。意見というのは技術的な話です。もともとビットコインの処理速度問題などの改善ちょっと難しく長くなるので、書きにくくなるんですが。(自分も技術的な話は深くまでわからないのですが・・・)
- Litecoin
発行総量: 8400万枚
流通量: 6170万枚
2011年の10月に開発されたなかなか歴史のある仮想通貨(暗号通貨)です。ビットコインよりもライトコインの方が承認時間を4倍も短縮し、取引を迅速にできるようにしました。さらに、ビットコインで問題になったスケーラビリティ問題ですが、ライトコインは取引データサイズを縮小させる「SegWit(セグウィット)」を成功させました。あと、ライトニングネットワークの実装が期待されていますが、ビットコインよりは早くしてくれるのではないかと思っています、が、どうなるでしょう。
- EOS
発行総量: 10億枚
流通量: 9億4480万枚
イオスは分散型アプリケーションを構築するためのプラットフォームで、企業間で利用されることを目的に作られたらしいです。強みとしては、トランザクションの速度がかなり早く、取引手数料がナシという点です。
打倒イーサリアム!という感じで、互いに切磋琢磨して欲しいです。笑
- Binance Coin
発行総量: 2億枚
流通量: 1億4120万枚
世界最大の取引所「Binanceバイナンス」によって発行されたバイナンスコイン。ちなみにバイナンスの取引高は日によって異なりますがほぼほぼ世界一位です。(1〜2位)
取引所における取引手数料はもともと安いですが、バイナンスコインを利用することでさらに安くなるなどのメリットがあります。
あと、1億枚になるまでバーンが行われるのでバイナンスコインの価値を守りますよという仕組みになっています。
プラットフォーム系の暗号通貨の中でも有望株ではないかと思います。
- Tether
発行総量: 32億2千万枚 (絶対もっと増えてく)
流通量: 28億3千8百万枚
色々と世間を賑わせる通貨Tether。仮想通貨(暗号通貨)は価格が不安定なため資産価値が変動しますが、1USDT=1USDというようにTetherなら法定通貨と同価値のまま保管できますよという具合です。
仮想通貨(暗号通貨)市場が暴落しそうなときなどは、Tetherに避難しようという形で利用する方々が多いのではないでしょうか??
- Stellar
発行総量: 1000億枚
流通量: 191億枚
ステラ(STR)と呼ばれていますが、元々はルーメン(XML)として知られていました。ステラの生みの親であるJedはもともとP2Pに関して深い知識を持っていました。あと、何年か前に問題になったマウントゴックス問題(Mt.Goxハッキング事件)ですが、あれの創設者もJedです。
ステラはリップルと並べて紹介されることが多いですが、大きな違いとしてステラは個人間のマイクロペイメントを目的に利用されることが多いです。
個人的には、中国を警戒した戦略的な動きは目を見張るものがあり技術的にも中身を伴っていると思います。
- Cardano
発行総量: 450億枚
流通量: 311億枚
私が個人的に結構好きな仮想通貨(暗号通貨)の一つです。笑
イーサリアムやビットシェアなどの仮想通貨(暗号通貨)の開発に関わった暗号資産の第一人者と言われているチャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)が運営トップです。
カルダノ(エイダ)はカルダノ財団、IOHK(Input Output Hong Kong)、Emurgo(エマーゴ)、Emurgo HK(エマーゴ香港)という独立機関によって成り立っています。それぞれ役割が違う機関で運営・研究開発・パートナー支援を行っています。カジノ系から顧客を増やしていくという戦略ですが、うまくいって欲しいものです。
専用ウォレットのDaedalus(ダイダロス)にCardono(ADA)を保管しておくことで、ステーキング報酬としてADAを受け取ることができます。
最後に
いかがでしょうか?
この記事の作成が2019年5月であるので、今後どうなっていくのか。
おそらくですが、2020年には暗号通過(仮想通貨)をググったら腐る程の結果が出るようになっているかと思います。
ちなみに、今現在「仮想通貨」とググってみると7600万件くらいヒットします。
「株」とググると、9億件以上出てきます。この比較が合ってるかどうかは置いておいて、笑
これからどんどん増加していくことでしょう。
最後に。
投資の対象物の価格は、現実世界で目に見える需要ではなく、目に見えない需要の予測によって決まるということは忘れないでください。